矯正治療と咬み合わせ

2022年2月26日 / 最終更新日時 : 2022年2月26日 hanarabikyousei 矯正治療と咬み合わせ

矯正治療で噛み合わせが治るのか

香川県高松市噛み合わせ専門歯科医院　吉本歯科医院の吉本彰夫です。

マウスピース矯正治療をすることで咬み合わせは良くなりますか？

というご質問をよく頂きます。

矯正治療では咬み合わせや歯並びは良くなります。

しかし、完全に治るということは

ありません。

理由をお話します。

この写真は等位の患者さんが矯正治療をする前の写真です。

矯正治療したら次の写真のように
歯並びや噛み合わせが変わりました。

ほとんどの方が矯正治療を受けられると

「私の歯並びはキレイに治った」

と思われます。

完治したと

思われます。

しかし

歯のレンントゲン写真を撮影すると

こうなっているのです。

レントゲン上では

歯の根っこが曲がっているんです。

もともとこのように生えていた歯を

矯正治療でグイッと動かしたわけです。

もともと曲がって生えてた歯を
盆栽のように
根っこを含めてこのように曲げる

ことによって
この見た目は維持できているということになります。

ですから、

全体で見ると
上と下の歯が真っ直ぐ柱のようになっておれば
歯は倒れないですが

倒れている歯を起こしあげるときに

極端にやってしまうと
歯の根っこは倒れてるんですね。

この状態で

何でもガンガン噛んだり食べりしていると

歯がどんどん倒れていきます。

これが
矯正の後戻り
という症状です。

せっかく矯正治療をして歯並びを治す治療をしたとしても
その状態を長く良い状況でキープしていくためには
保定装置といって歯を安定させるための装置をしていないと

歯はすぐに倒れだします。

それをしっかり長く使っていただく
ずっと使っていただくということが
大事なのです。

後戻りをしないマウスピース矯正治療ならご相談下さい。

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