マウスピース矯正 抜歯する?抜歯しない?
歯の矯正治療を行うにあたって、
歯を抜くのか?抜かないのか?
歯を削るのか?削らないのか?
というご質問を多くいただきます。
イメージ的には6人がけのイスがあって、
例えば、お相撲さんが6人座ろうと思うとちょっと窮屈ですよね。
そのときに、例えば6人のお相撲さんではなくて
2人退いていただいて
4人が座るのであれば、ゆったりと座ることができます。
これが抜歯矯正と言いまして、
顎の骨の中に入るだけの歯の本数分入ってもらう。
入り切らないところには退いてもらう。
これが1つ目です。
2つ目は、それぞれのイスがお相撲さんに対して小さいわけだから、
うまく座れません。
6人のイスがそれぞれ大きくなれば、
ゆったりと座ることができます。
つまり、顎の骨は拡大矯正できます。
広げることによって座る場所を作る。
これが2つ目です。
3つ目は、骨の大きさ。
実は10代20代であれば、
10代前半は特にですけれども、
いろいろと成長を促すということを手助けすることによって、
骨の成長を(位置・大きさ)を変えることができます。
しかしながら、10代後半20代になってくると、実際難しいです。
では、どうすれば6人がけに6人スパッと座れるのか?
お相撲さんがダイエットしてくれて痩せたら座れますよね。
ですから、この歯には幅がありますから、
この両脇の歯の幅を少し削ることによって、
細い歯にするんですね。
そうすると6人が6人の中にきちんと座る。
この3つの治療の内容によって、
歯をどういうふうに動かすかが決まっていきます。
マウスピース矯正の場合には、
大きく歯をそのままスライドさせるというのは非常に苦手ですので、
通常は大きい歯を細くすることによって中に入ってもらう。
これが多いです。
歯を削らずにそのまま広げる、そのままそろえるだけでは、
骨の外に歯が飛び出してしまう。
こういう副作用もありますので、
その方、患者様自身の年齢や成長、発育状態の時期など、
そうゆうものによって治療が変わります。
hanarabikyousei
最新記事 by hanarabikyousei (全て見る)
- 大人の歯並び相談多いもの - 2022年5月13日
- マウスピース矯正で飛び出た前歯の改善 - 2022年5月2日
- マウスピース矯正治療終了の患者様のご紹介 - 2022年4月30日