マウスピース矯正で美しいEラインを作ることができるでしょうか?というご相談をよく頂きます。Eラインとマウスピース矯正についてお話します。
Eラインとは?
Eライン(esthetic line)とは美人の定義のひとつと言われる有名なものです。「人の横顔を見た時に鼻の先端とアゴの先端を結んだライン」ことを指します。1950年代にアメリカの歯科矯正医が提唱した概念です。顔を横から見たときに、鼻の先端と顎を結んだ線をいい、そのラインより少し内側に唇があるのが理想のEラインと言われています。日本人はアメリカ人に比べ鼻が低いためEラインのになる人は少ないです。顎が出ていたり口が出ているなど骨格的な原因や歯並びの悪さによりEラインには影響がでてきます。
抜歯が必要になる
症状が軽度の場合には、歯の傾きや並びを整えることで改善する場合もありますが、マウスピース矯正だけでEラインを作ることはほぼできません。横からみた口元や口元の突出感を改善したい時には「抜歯が必要な矯正治療」を行う必要があります。不正咬合では顎の骨格の問題(顎の大きさや歯の大きさ)に何らかの問題があるため、歯がうまく並ばずに歯列が乱れてしまっています。このような場合には歯を抜くことで歯をきれいに並べるスペースをまずは作り前に出過ぎている場合には、後ろに下げてあげることができます。
マウスピース矯正でできる症例
マウスピース矯正はここ数年飛躍的に進化しています。その理由はデジタル化とアタッチメントの存在です。以前はワイヤー矯正でしか治療できなかった症例でも、マウスピース矯正によって治療することが可能になりました。一方で、マウスピース矯正を希望して相談したけれど「この症例はマウスピース矯正だけでは対応が難しい」という場合ももちろんあります。
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