歯ぎしりや食いしばりに悩んでいる方は多くいらっしゃいます。マウスピース矯正治療を考えている人の中にも、食いしばりや歯ぎしりの癖があるお悩みを抱えている人はいらっしゃるかと思います。マウスピース矯正治療中の食いしばりやはぎしりについて及ぼす影響と、その対策についてお話します。
食いしばりや歯ぎしりでマウスピース装置が破損することも
マウスピース矯正治療で歯科医院で作成するマウスピースは、フィット感を高める目的などから基本的に薄いプラスチック素材が使用されています。そのため、マウスピースの装着中に歯ぎしりや食いしばりをしていると、装置の表面が負荷に耐え切れずひび割れや破損を起こしてしまう可能性があります。歯ぎしりは寝ている間ほぼすべての方がしているものですが中には病的な力で食いしばっていたり歯軋りをしている場合もあります。睡眠中の歯軋りは無意識のうちに行われる場合が多く意識できているのであれば事前に対策が必要です。歯ぎしり同様食いしばりでもマウスピースに負荷がかかり、ひび割れてしまうケースはあります。ただ、食いしばりは歯ぎしりと違い意識のある状態で行われるもののため、予防の意識をしっかり持っておけば防ぐことができるでしょう。マウスピース装置のひび割れや破損は食いしばりや歯ぎしり以外でも起こります。無理に装置を外そうと力をかけてりしていると装置に余分な負荷がかかってしまいひび割れを起こす原因となりますのでマウスピース装置の取り外しには十分注意して下さい。
マウスピースが壊れた場合
マウスピース装置は割れてしまうと適切な力を発揮できなくなってしまうため破損が見つかったときは、すぐに歯科医院に連絡して下さい。来院の際には破損したマウスピースは捨てたりせずにそのまま持参するようにしてください。多少のひび割れであれば修復が可能な場合もあります。しかし真っ二つなど完全に割れてしまったマウスピース装置は修理が難しく作り直しになります。この場合には新しいマウスピース装置が出来上がるまで時間がかかってしまい矯正治療が遅れてしまいます。また動いていた歯が元の場所に戻ってしまったりと悪い影響を及ぼします。
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