マウスピース矯正がめんどくさい理由
マウスピース矯正、せっかくスタートしたけれど装置を口に入れるのがめんどくさくなり装置を入れずに過ごしてしまわれる方もいらっしゃいます。もし途中で止めたらどうなるのか?お話しますね。マウスピース矯正治療は装置を付けて歯を動かす治療期間、矯正後の後戻りを防ぐための保定期間を合わせると、2~3年かかります。その間にマウスピース矯正治療を中断したり、止めてしまう方もいらっしゃいます。マウスピース矯正治療を途中で止めることはできるのか?もしマウスピース矯正治療を途中でやめるとどうなるのか?
マウスピース矯正治療を止める理由
マウスピース矯正治療は保定期間を合わせて2~3年は必要とする矯正治療です。しかし頑張って治療を続けていても、残念ながら途中で来院が途切れたりして、いつの間にか治療を止めてしまわれるケースもあります。矯正治療を止める理由として下記のようなことがあります。
転勤や引越し
転勤や引っ越しによりマウスピース矯正治療が続けられなくなるケースがあります。「転勤になり引っ越ししなくてはいけないからマウスピース矯正治療を止めなければいけない」と思われる方がいらっしゃいますが、マウスピース矯正は来院する回数が少なくLINE等でお口の中の状態写真のやりとりにより継続ることが十分可能な治療法です。転勤先や引っ越し先でもマウスピース矯正治療を続けることは十分可能です。転勤や引越しの可能性がある場合には事前に歯科医師に相談しておきましょう。
患者さんの意思で中断
患者さんご自身の意思で治療を中断してしまうケースについては、様々な理由が考えられます。お仕事や突然の介護などでなかなか来院予約が取れず、そのまま予約をしなくなっていつの間にかマウスピース矯正治療を中断してしてまったというケースです。
自己管理が苦手
マウスピース矯正治療は装置の取り外しが患者さんご自身で簡単にできるものです。しかし歯を動かすためには1日20時間以上の装置装着が必要です。患者さんご自身が「歯並びをきれいにするぞ」という強いモチベーションを持ち自己管理をしていかない場合には装置を入れることをめんどくさく感じマウスピース矯正治療を止めてしまうことになります。マウスピース矯正は最初は「きれいになるため頑張ろう!」と思っていても、だんだん面倒になり、途中でイヤになってしまうパターンも多く見られます。その他、通院して調整するのが面倒くさいという方もいらっしゃいます。
マウスピース矯正治療を途中で止めてしまうことによるリスク
マウスピース矯正治療を途中で止めてしまうことはどのようなリスクがあるのでしょうか?最大のリスクはなんといっても「後戻り」です。マウスピース矯正治療は、歯にマウスピース装置を装着して歯を動かしますが、装置を外すと歯が元の位置に戻る「後戻り」が起きてしまいます。せっかく矯正治療を続けていても、治療を途中で止めてしまうと後戻りが起きてしまうため、これまでに費やした時間と費用が無駄になってしまいます。もしまた治療を再開したいと思っても、止めてしまったところから再スタートできるとは限りません。後戻りが起きていると、再度検査や治療計画の立て直しから始まってしまうことがあります。また、抜歯が行われた後に隙間を閉じる前に長期間治療が中断している場合は、歯が動きにくくなってしまっている可能性があります。矯正治療は長期間にわたることが多いため根気のいる治療です。理想の歯並びを手に入れるためにも、矯正治療に対するモチベーションを維持することが大切です。
hanarabikyousei
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