せっかくマウスピース矯正できれいな歯並びになったのに、しばらくすると元の歯並びに戻ってしまうことを「後戻り」と言います。
これはマウスピース矯正だけでなく他の矯正装置を使って矯正をしたとしても同じことが起こる場合があります。
「後戻り」をしないために必要なことをお話します。
歯は一生動き続けている
私たちの歯は実は一生動き続けています。
死ぬまで、動き続けています。わずかですが、毎日少しづつ動き続けます。まずはこの事実を知って下さい。
多くの方は「歯が動く」という事実をご存じありません。歯は一生固定されたままでなのではなく動き続けるのです。
歯が動くのは寝ている間の歯ぎしり(99%の方が歯軋りをしています)歯の食いしばりや舌の動き、あごの動きの習慣も、歯並びに少なからず影響があります。
肘で頬を支える癖がある方なども、簡単に歯が動いてしまう原因になります。
マウスピース矯正治療が終了したばかりの歯の根の周囲の骨はまだ弱くて不安定になっています。
そのため、歯はいつもより動きやすい状態になってしまっています。
動きやすい状態で今まで通りの食事をしたりしていると、せっかくキレイに整った歯が「後戻り」をしてしまうのです。
後戻りを防ぐリテーナー(保定装置)
「後戻り」を防ぐために治療終了後に装着して頂くのがリテーナーという保定装置になります。
きれいになった歯並びを安定・維持させるうえでリテーナーの装着は必ず必要です。
マウスピース矯正治療終了後は歯の後戻りを予防するためにこのリテーナーをお使い頂きます。
後戻りをされてしまう方は歯をを動かす治療が終わった安心感からリテーナーをサボってしまったという方がほとんどです。
毎日リテーナーを装着している方であれば歯の大きな後戻りが起こることはありません。
当医院では透明なマウスピース型リテーナーを主に使っています。
リテーナーはいつまで使えばいいのか?というご質問をよく頂きますが、リテーナーは一生使い続けて下さい。
歯は一生動き続けますので、歯を動かなくするように保定する装置は一生必要です。
hanarabikyousei
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